認知機能低下が進み本人ができない事が増えている。支援者は孫娘のみ。その孫娘が病気になり、今後の支援はどうしたらよいか検討したい。
ほやねっと中央北(福井中央北包括支援センター)では、 高齢者を支援する上での対応力向上や、お互いに相談しやすい関係を作るために、 月に1度、 圏域内のケアマネさんと一緒に事例検討会を開催しています。
事例提出者:ほやねっと中央北ケアマネジャー
独居の※1『事業対象者』の方が急激に認知機能の低下が進み、主治医の先生から独居は難しいのではないかとの相談を受けた。改めて介護保険申請し、認定結果が出る前に入院に至ったケース。入院中に確認するべきポイントや、退院後にどのような支援をしていくと良いのかを参加者の皆さんと検討しました。
※1元気度調査により生活機能の低下がみられた方
元気度調査をご希望の方は福井市役所及び各ほやねっとにご相談ください
参加者の感想
- 事例提出者:自分としては至らないところもあったと思うが、本人の状態変化時に適切なタイミングで支援できたことは良かったと思う。入院中に確認するポイント等意見をもらえたことも参考になり良かった。要介護になった場合は、本人や家族の意向や、ケアマネとしてこれまで支援してきたことの思いを居宅のケアマネに十分に伝えていきたい。
- 入退院時の確認事項など勉強になった。
- 認知症状の原因が、病気による影響なのか認知症なのか、という視点も勉強になった。
- 事業対象者等への関わりは、元気で大丈夫と思いこまず、状態変化を把握できるようにしていきたい。
- 高齢者は状態変化のスピードが速い場合があり注意が必要と感じた。
- かかりつけ主治医と総合病院、ケアマネジャーとの連携がうまくできていてよかった。
今回の事例検討を通して
- 包括から居宅ケアマネへの引継ぎ時ついて共有の機会になりました。居宅ケアマネからは、「支援が軌道に乗るまでは包括にも隣に寄り添ってほしい」との発言もあり、包括的継続的支援の参考にしたいと思います。
- 事例検討会で包括も一緒に考えてくれることが力になり頑張れる、という居宅ケアマネからの意見もあり、この事例検討会を通してケアマネの課題解決支援だけではなく、居宅ケアマネと包括支援センターの連携、信頼関係の強化につながると感じました。