高齢者の住まいをみんなで考える会
【参加者】
- 春山・宝永・松本地区民生児童委員
- 福井市社会福祉協議会
- 福井県セーフティネット賃貸住宅協力店不動産
- 住宅確保要配慮者居住支援法人
- 福井大学准教授
- ほやねっと中央北圏域内居宅介護支援事業所ケアマネジャー
- 福井シルバー人材センター介護保険事業所
- 福井市住宅政策課
- 福井市地域包括ケア推進課
- ほやねっと中央北
総勢53名の参加者で、高齢者の住まいについて考える会(地域ケア推進会議)を開催しました。
これは、地域ケア推進会議前に事前に聞き取りしたそれぞれの立場での困りごとです。
事前に聞き取りした困りごとも含めて、それぞれの地区に分かれて、意見交換をしました。
それぞれの地域で意見交換した内容を全体で発表し、共有しました。
成果
各地区の住まいに関する課題を把握できたことや、お互いの役割を確認できたこと、それぞれに顔の見える関係を作ることができたこと、今後、住まいに関する困りごとを相談しやすいネットワーク等の成果がありました。
残された課題
住まいの老朽化による転居や、身寄りが無い独居高齢者の保証人の問題、空き家が増えているが、その活用や管理が上手くできていないことなど、住宅に関する問題が多く残されてます。また、日々の見守りのためのネットワーク作りや、自治会に加入していない方の情報共有方法等も今後検討が必要だと感じました。
アンケート集計結果
- 新しい制度を知ることができました
- 居住支援法人の説明は分かりやすくて理解が深まりましたが、他の方達とはどう関わればいいのか難しい
- 居住支援法人のシステムが良いと思った
- 今後勉強したい、もう一度詳しく聞きたい
- 稼業が住宅の賃貸業だが、そういう支援に対する住居とはどの程度の物件か分かりません
- 木造では火災や地震の際に不安だし、コンクリートでできた物件だと安い家賃では難しい
- 不動産会社の方の話が聞けて具体的な対応が少し理解できて本当に良かったです
- こういった制度があることを初めて知った
- 空き家の対策
- 独居、身寄り無しの方の保証人の問題
- ゴミ屋敷になりつつある方を自分のアパートからどうにかしてほしい
- 独居認知症高齢者の住み替え
- 県住の方の移転について

【参加者の感想】
- 勉強になりました!
- 現場の貴重な意見が聞けて良かった
- 空き家のことや保証人のことなど、課題が多いと感じました
- 地域の社会資源をどう有効に使うかを知っているのと知らないのとでは助言の仕方が変わってくるので大切だと思った
- 制度や法人のことについては理解不能。いつも話題にあがる個人情報の取り扱いでしょうか?
- はじめ何のことかよく分からない課題だったが少しずつ分かってきた。自分の周りにも大変なことが起きていることが分かった
- こういう場で顔を合わせ、繋がりを深めていくことの繰り返しがより強い絆となり、活動に活かしていけると思います
- とても良い意見が出て参考にしたいと思いました
- 今後このような勉強会があればぜひ参加したい
- 地域性もあるが、今後増加する『住宅』問題だと思うので、情報共有が必要
- 住宅確保要配慮者居住支援法人について詳しく知りたい
- 空き家が多いので、不動産業に関心を持ってもらうのはいいと思います
- リバースーモーゲッジのことが理解できた
- 各地区の問題点が具体的に分かった
- 持家が古くなってきていて、独居の方が死去された後問題が起きそうだ
- 制度ができると不動産業者の方と相談しやすくなると良い
- 住宅確保要配慮者居住支援法人の取り組みなど、社協として推進していくCSR支援などとも関連させていけると感じた
- 理解できたとはいえませんが、知識として今後の役に立ちそうな内容でした
- 家の解体費用は不動産会社や建築事務所の知り合いに相談してみようと思う
- 居住支援法人の①高齢者の居住の情報提供②物件の提供③見守りは私たち世代のために今後必要とされると思います
- 人が生活する上で住まいは一番大事なことである。私が担当する地区では、住まいについての問題は無いのですが、今後、空き家が増えそうです
- 今日の話の中で、居住支援法人の話を聞いて参考になりました。国の支援を受けて低料金というのが魅力です
- 連携の大切さが分かった
- 高齢者見守りのネットワーク作りや空き家の対策等が必要だと感じた
- 福井大学の先生のまとめで理解できたように思う。ありがとうございました
- 色々な知識が得られたので大変参考になりました
- 町内会長と民生委員の連携をもっと密にすることが大切だと感じた
- 見守りのためブザーが鳴らなくて大声で呼んでも出てこられないマンションが多いので、自治会に入っていないと住人の情報が分からない
会議を終えて
残された課題については、地域や専門職の方々と共に、焦点を絞り、 課題解決に向けて継続的に取り組んでいきたいと思います。